前回のエントリの続きです。
今回は実際にLHニブを装着して、サファリのFニブと比べてみました。
ニブ交換は自己責任で
まず、LAMYに確認したわけではありませんが、ニブの交換は改造扱いになると思われます。
おそらくメーカー保証の対象外になるでしょう。ニブの交換は自己責任で行なってください。
LHニブの使用感
とても滑らかに書けます。インクもスルスル出てきて気持ちがいい。
押し書きでも変わらず滑らかに書けます。左手用というだけあります。
巻き込む持ち方ではさすがに滑らかとは言えないものの、ガリガリ感は少なく、十分書きやすいです。
ただし、どの持ち方でもペンのひねりに敏感なので、持ち方に工夫が必要かも。
というのが、今のところの感想です。
ペンのひねりに対しては結構シビアなようで、滑らかに書けるポイントが狭いですね。
私の場合、紙に対して真っ直ぐか、わずかに左にひねる位までが滑らかに書ける範囲でした。
ペンは立て気味にすると良いようです。
線は太めです。手帳など小さく書く用途は辛いかもしれません。
Fニブと比べてみる
サファリのFニブと線の太さを比べてみました。
写真は全て、上段がLHニブ、下段がFニブです。
Mと同等の太さとのことなので、Fニブよりだいぶ線が太いです。
いろんな持ち方で試してみる
3種類の持ち方で使用感を試してみました。
指をペンのどのあたりに置くかで、ペンのひねりを調節しています。
アルスターは首軸が透明でわかりにくいので、サファリを例としました。
まず、この持ち方↓
私の場合、滑らかに書けるポイントは、
赤線のエッジ部分に人差し指を、黄色のエッジ部分に親指を置くと良い感じでした。
ペンの先の方を持って、立たせ気味にします。
インクのかすれもなく、どの方向の線も滑らかで、特に引っかかりを感じることはありませんでした。
次に、左から右に押し書きする持ち方です。
滑らかに書けるポイントは、
赤線のエッジ部分に人差し指を、黄色の面に親指を置くと書きやすかったです。
写真では切れてしまっていますが、親指の位置は首軸と胴軸の境目に。
上の写真では立たせ気味に持っていますが、ペンを長めに持って寝かせます。
全体的に滑らか。縦線の筆記に少しカリカリ感がありますが、引っかかるほどではありません。
そして、巻き込む持ち方です。
赤線のエッジ部分に人差し指、黄色の面に親指を置いて、首軸の中間あたりを持つといい感じです。
全体的にちょっと抵抗感のある書き味。でもガリガリという感じではありません。
上の2つの持ち方と比べると、インクの出は渋め。
巻き込む持ち方でも、ガリガリという紙をひっかく感触があまり無いというのが、このニブのすごいところです。
こうして見ると、どの持ち方も、首軸の指ガイドに触れていないですね…。
指の置き場所は、私の場合ということなので、あくまで参考程度にお考えください。
以上、駆け足ですがざっと使ってみての使用感をご紹介しました。
このニブは扱いに多少コツがいります。ニブを交換して終わり、というわけには行かないようです。
しかし、コツさえつかめば非常に滑らかな書き味が手に入ります。
押し書きや巻き込む持ち方をしているのでしたら、このLHニブを試してみてはいかがでしょうか?
以前紹介したラミーネックスも左利き対応です。今度はそちらと比べてみようかと思います。
最期まで読んでくださって、ありがとうございました。
ではまた!
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レビューありがとうございます。
参考にさせていただきます。
私は完全に押し書きなので、このニブは大丈夫そうですね。
ネックの上部を持って、寝かせる書き方なので、このニブとは相性がよさそうです。
次は左利きにも対応というAニブを持つネックスともくらべてみようかと思っています。