純正品と社外品
基本は純正品
万年筆のインクはその万年筆と同じメーカーのものを使うのが基本です。
異なるメーカーのインクを使用することは自己責任となります。
インクに含まれる成分はメーカーごとに違っているため、ペンと異なるメーカーのインクを入れた場合、インクに触れるプラスチック部分などに悪い影響を与える事も、ないとは言い切れません。
他社製のインクを使うことは、保証外ということを念頭に置いてください。
社外品のインクの中でも、特に「顔料インク」に分類されるインクは、他社のペンに使わないほうがいいでしょう。
「顔料?染料?インクの種類」でも書いた通り、インク詰まりのリスクがあるからです。
最初は同じメーカーのインクを使うことから始めたほうがいいと思います。
扱いに慣れたら社外品も
純正品の使用が基本ではありますが、万年筆を使っていくうちにどうしても他社のインクが使いたくなるかもしれません。
私も他社製のインクを入れることがあります。
万年筆の扱いに慣れて、インクの入れ替えやペンの洗浄が普通にできるようでしたら、社外製のインクを使ってみるのもいいと思います。
私が社外品のインクを使うときには、
- 染料インクであること
- ペンをしばらく使わないなら、インクをボトルに戻してからペンを洗浄する
- 何があっても自己責任
と決めて、特にインクを入れっぱなしにしないということに注意しています。
インク選びも万年筆の魅力です。
十分注意しつつ、インクを楽しみましょう。