持ち方を変える
万年筆に合わせて持ち方を変えてみるという方法もあります。
私はこの方法を選んで、今では何の不自由もなく左手で万年筆が使えています。
持ち方を変えると…
- ペン先のひっかかりがなくなります
- 書いた文字をこすってしまうことがありません
- 万年筆を選ぶ幅が大きく広がります
- ボールペンを使っても、インクがかすれません
- お金は一切かかりません
- 持ち方を変えるために、ある程度の時間が必要です
- 持ち方に慣れるまではうまく書けずにイライラします
というメリット・デメリットがあります。
最初は苦労するものの、変わってしまえばメリットの方が多いです。
詳しいやり方については、次の私の持ち方以降で説明していきます。
書きにくさに悩みました
「巻き込む」持ち方の通り、いままで色々と持ち方を変えました。
社会人になって、ボールペンを多く使うようになってからは、インクのかすれに悩まされました。
ボールペンを買っても、すぐにかすれるのです。
そのうち、ボールペンの中でも油性の物と特に相性が悪いということがわかり、水性ボールペンを使うことで何とかしのぎました。
その後、万年筆を使い始めます。
ところがいまいち書きにくい。
常に紙をひっかいているような嫌な感触があるのです。
左利き用の万年筆を使うことでずいぶん書きやすくなりました。
でも、いろいろな万年筆を使ってみたい。
ペン先を調整してもらうといっても、調整はいつでも受けられるわけではありません。
そこで、万年筆に合わせて持ち方を変えてみることにしました。
買ったままの万年筆が不自由なく使えるようになれば、万年筆を選ぶ幅が広がると思ったからです。
試行錯誤の末、時間はかかったものの今までの不満を解消する持ち方に変えることができました。
利き手を変えることは容易ではありませんが、持ち方を変えるだけなら意外にできるものです。
現在は、左利き用の万年筆にこだわる必要がなくなったので、色々な万年筆が使えるようになりました。
同時に、出費も増えてしまいましたが…
ちなみに、練習に使った万年筆は、現在も使い続けています。
持ち方を変えたことで、万年筆だけでなく、苦手だった油性ボールペンやよく芯を折っていたシャープペンでも不自由なく使うことができるようになりました。
中には相性のよくないペンもありますが、以前とは比べ物にならないほど多くの中から、自由に万年筆を選ぶことができます。
持ち方を変えて本当によかったと思います。
時間はかかるが、効果は大きい
持ち方を変えるためにはそれなりに時間がかかります。
私は試行錯誤しながらあれこれ試したので3ヶ月ほどかかりました。
ここで私のやり方を掲載していますので、参考にしていただければもっと早くできると思います。
持ち方を変えるのに時間はかかりますが、費用はかかりません。
一度試してみてはいかがでしょうか?