左利き用万年筆
左手で万年筆を使いやすくするには、
いくつかの方法があります。
左利き用万年筆
まずは左利き用の万年筆を使う方法。
「左利き用」として市販されている万年筆には大きく分けて
2種類あります。
まず、左手で書いてもペン先のひっかかりが少なくなるように、
ペン先の形自体が工夫されているタイプ。
もう一つは、左手で自然に持てるようにグリップ部分にくぼみや印がついているタイプです。
印に指を合わせると、自然な形に持てるという仕組みになっています。
一長一短
ペン先が左利き用に作られている万年筆だと、左手で書いてもひっかかりが少なくて書きやすいです。
ただし、ただでさえ少ない左手用万年筆の中においてさらに種類が少なく、はっきり言ってほとんど選べません。
グリップが左手用に作られているものは、左手で持ちやすくなっています。
持ち方が固定されてしまいますので、私のように持ち方を変えてしまうと、単にグリップのデコボコしたペン、ということになってしまいます。
また、巻き込む持ち方のようにクセのある持ち方をされている場合も、やはりグリップ部分が活かせずに持ちにくいかと思います。
こちらのタイプは最初のタイプに比べれば種類はありますが、やはり少ないです。
どちらのタイプも、万年筆全体から見ると非常に種類が少ないです。
左利き用の万年筆と限定した場合、選ぶ幅はかなり狭くなってしまいます
その反面、滅多にない珍しいタイプの万年筆と言えるので、「持つ楽しみ」というものがあります。
プロフィット21レフティ
私が左利き用の万年筆で最高だと思うのは、セーラー万年筆の「プロフィット21レフティ」です。
左利きのクセのある持ち方に対応できるよう、ペン先のさらに先端部分であるペンポイントが左利き専用に作られています。
完全にひっかかりが無くなるわけではありませんが、クセのある持ち方でもよく書ける万年筆です。
私も持っていて、持ち方を変えてしまった今では左利き専用のペン先を活かせていませんが、とても良い万年筆です。